2017年6月5日月曜日

背伸びをやめること

今日は友人の披露宴に出席させてもらった。

人と話すことがとても苦手だったり、極度に緊張して萎縮してしまうことのある人。

そんな彼女が、取り繕ったり無理して背伸びすることなく、ただただそのままを受け入れられていて、素敵な笑顔でうれしそうな様子を見て、わたしも嬉しくなった。

こうでなくては自分はダメで価値がない、あるいは、他者からどう見られるか(バカにされないようにしなくては)を気にする自我のパターンが何度でもやってくる。

それでも、ひとつ自分の中のくだらない戦いから降りると、余分な力がぬける。

今回、披露宴のための服や装飾品は母が張りきってくれ、感謝はしているのだけど、そこにはやっぱり力みがあり、自分の好みではなく、他者からよく見られなければあなたはダメだという無意味な競争が含まれている。

私自身も自信のなさから、そうした恐れが根底にある母の自我のパターンにのってしまった。

一旦静まり、本当に大切なことはなにか問い直しつづけよう、自分はダメだという錯覚はもうやめたい、そう思った。

今日の友人の姿も、お気に入りの物たちも、自分で自分にかけている呪(自分で選択しているパターン)はもう必要ないんじゃない?という呼びかけのように思える。

ひとつ階段から降りて、特別な何かにならなくてもいいかもしれないと思えたら、頭を悩ませていた作成中の文章も生まれていた。

競争から降りること、何者かになるのをやめてみること、そうしたい。

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