人間は、他者を傷つけたり、他者から傷つけられるような弱い存在ではない。
幾度も母とぶつかったり、自分の意見や好みを押し通すというチャレンジを続けてみて、母は私が思い込んでいたような弱々しい存在ではないということには確信をもっている。
同時に、母からの言動で自分が傷つくということも錯覚であり、自分が不幸な理由を他者に責任転嫁していること。
私がキレて家を出るたびに、母はこの世の終わりというくらい泣き叫び、体調を悪くし、土下座のごとく謝り倒すけれど、そこには本当の詫びがないことが透けて見えてきたし、一瞬のちには立ち直っているから。
この人間の強さと自分への責任という点は、母娘関係だけでなく、あらゆる人間関係にあてはまると思う。
自分の中の強さ、他者の中の強さを確信をもって信頼できたとき、初めて、横暴という意味ではなく、本当に自分のやりたいことができ、自分の好みを探っていくことができ、自由と平安が訪れるのではないか。
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